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屋根に取り付ける融雪システムについて

雪国以外に住む人にとってはニュースで見かけるだけの話かもしれませんが、積雪の多い地域では雪下ろしというのは相当に大変な作業です。

そういうケースでは、屋根に取り付ける融雪システムを検討するのも一つの方法になります

雪下ろしは屋根に上って作業することになるわけで、毎年のように落下による事故が発生しています。

二階から落下するわけですから場合によっては怪我だけでは済まない上に、仮に落下の衝撃そのものは大したことがなかったとしても、下した雪の中に埋もれてしまうことによって窒息とか低体温症になってしまうこともあり、誰も他の人が見ていないところでは死亡に至ることも十分にあります。

さらには、日本全体が高齢化しており、若者であれば体力とか身のこなしなどの面から何とかなっても、年齢を重ねると思うように体が動かず、事故を誘発する可能性が高まってしまうという問題もあるかもしれません。

融雪システムとは別に目新しいものでも何でもなく、それこそ雪国であれば道路のロードヒーティングなどと原理的には全く同じものです。

要するに電熱線を用いて加熱することで降り積もった雪を融かすとか、あるいは水を常に少量ずつ流すことで積もらないようにするといったシステムになります。

既にロードヒーティングで十分な実績もありますから安全ですし、確かにコストはかかりますがそこまで高額な費用がかかるものではなく、また値段は命に代えられるものではありません。